転職

【嫁ブロック】転職に反対される?ブロック突破に効果的な対処法5選を徹底解説!

  • 転職したいけど配偶者の理解が得られない
  • どうやって配偶者を説得すれば良いのかな?
  • 理解されないならいっそのこと内緒で転職活動を進めようかな

転職の成功には配偶者の理解と協力が必須です。しかし、なかなか配偶者に理解されず、協力が得られない人もたくさんいます。協力が得られないどころか転職そのものを反対され、転職活動が難航する人も珍しくありません。

この記事では転職するときの配偶者ブロック、俗に言う嫁ブロックを突破するための攻略法について解説しています。配偶者の理解がないまま転職活動を進めてしまうと、最悪の場合離婚の危機になりかねません。

ブロック突破にはお互いの信頼関係と地道な話し合いが欠かせません。突破が難しい場合は転職エージェントへ相談し、転職のプロの意見活用がブロック突破へのきっかけになります。無事に嫁ブロックを突破し、家族で協力し合って転職活動を成功に導いてください。

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そもそも嫁ブロックって何?

嫁ブロックはもともと人材派遣会社などで使われる業界用語でしたが、近年では一般的に使われている言葉です。既婚男性の転職や起業に対して妻が反対するときによく使われています。

実際に転職の際に家族の反対を経験した人はどのくらいいるのでしょうか。2023年にエン・ジャパンが実施したアンケートによると、家族に転職を反対された経験がある人は33%となっています。2018年の調査と比べて減少していますが、それでも多くの人が反対された経験を持っています。

転職を反対された人の51%が反対を理由に内定を辞退している結果も出ています。せっかく努力をして転職先を決めたのに、辞退してしまうのは貴重な時間を無駄にしてしまい非常にもったいないです。

(出典:エン・ジャパン ユーザーアンケート)

嫁ブロックはなぜ発生するの?

そもそも嫁ブロックはなぜ起こるのでしょうか。起きる原因の把握により適切な対策がとれます。嫁ブロックが発生する主な原因は下記の3つでまとめられます。

  • 転職に対するイメージが良くない
  • 現状に満足をしており、変化を望んでいない
  • 転職の理由がわからず感情が追いつかない

転職に対するイメージが良くない

配偶者が転職に対してネガティブなイメージを持っていると、嫁ブロックが発生しやすくなります。昨今転職が当たり前となっていますが、転職経験者は労働人口全体の半数程度にとどまります。まだまだ転職に対するイメージが良くない人も一定数いることは知っておくべきです。

タカ
タカ

昔は終身雇用が当たり前だったので仕方ないことかも知れません。

転職にネガティブなイメージを持つ人にとっては、転職を素直に応援することが難しいかも知れません。家族でしっかりと話し合い、転職に対するイメージをポジティブなものに変換する必要があるでしょう

現状に満足をしており、変化を望んでいない

今の生活環境に満足しているときも夫の転職をブロックしてしまいがちです。「居住地」「年収」「休日数」など、転職でどう変わるかがわからないため不安が生じます。特に出産を控えている、子供がいる場合は人生設計が大きく変わる可能性があるため、不安はさらに大きくなります。

配偶者も仕事をしている場合は、夫の転職先によっては退職する必要が出てきます。配偶者が今の職場が気に入っている場合は、転職に反対されても仕方がないでしょう。

現状を好み変化を避ける傾向を「現状維持バイアス」と呼びます。人間が意思決定をする際に現状のほうが安心できると感じるために生じる強力なバイアスです。

転職の理由がわからず感情が追いつかない

夫が転職を望む理由がわかない場合、感情が追いつかずにブロックされる可能性もあります。「大企業に努めている」「現職に不満を漏らしていない」といった場合では特に理解されにくいでしょう。

理由が理解できないと不安が出てきてしまいます。不安が出てくるとどうしていいのか感情が追いつかずにブロックにつながってしまうでしょう。

嫁ブロックのおすすめ突破方法5選を解説!

嫁ブロックは一度発生してしまうと突破するのが難しいため、発生させないことが最も重要です。しかし、発生するかしないかは配偶者次第なので、最終的にはコントロールしきれない要素が絡んできます。

もしも嫁ブロックが発生してしまった場合のおすすめの突破方法は下記のとおりです。いずれの方法でもしっかりと話し合うことが基本であり、最も重要であることを忘れないでください

  • 転職する理由をしっかり伝える
  • 転職で得られるメリットを説明する
  • 日常的に転職に関する会話をしておく
  • お互いの妥協点を探す
  • 普段から信頼を貯めておく

前提として、相手は転職に対して乗り気ではない、と考えておきましょう。現在の立ち位置の理解が間違っていると、対処を誤り突破が困難になるため注意が必要です。

転職する理由をしっかり伝える

なぜ転職をしたいのか、転職によって何を達成したいのかといった理由を伝えることが重要です。伝える理由はポジティブなものからネガティブなものまで、自身の考えを明確にし、しっかりと伝えてください。

  • キャリアアップを達成したい
  • ほかにやりたい仕事があり、挑戦したい
  • 残業が多く、家族との時間が取りにくいことが人生観に合わない
  • 会社の業績が悪く、将来性を感じない
  • 職場の人間関係が悪く、このまま続けると体調に影響が出る

明確な理由を伝えることで、配偶者の理解が得やすくなります。間違っても明確な理由がない状態で「なんとなく」転職することはNGです。嫁ブロック以前に転職に失敗して後悔する結果になりかねません。

転職にしっかりと向き合い、未来を見据えて本気で考えていると伝えることが重要です。転職は逃げの1手ではなく前進であることをポジティブに伝えましょう

転職で得られるメリットを説明する

転職によって得られるメリットを明確に伝えることも嫁ブロック突破には効果的です。得られるメリットはたとえば下記が挙げられるので参考にしてください。

  • 年収が〇〇円アップする
  • キャリアアップによって今後の年収水準が高くなる
  • 年間休日が◯日増える
  • 休日が土日祝となるので休日を合わせられる
  • リモートワークや時差出勤が可能となり、家族の時間を作りやすくなる

メリットを伝えるポイントとして、具体的な数字や実例を交えての説明を意識してください。具体的に伝えることで家族にとってもメリットの理解が容易になります。「休日が合わない」などの配偶者も感じる不満を解消したい、とお互いがメリットを享受できる説明は納得されやすいでしょう。

現職では叶えられないことが転職で叶えられる、といった説明の仕方もおすすめです。転職が必要条件であると配偶者に伝わりやすく、転職に対して前向きな考えにつながりやすいでしょう。

日常的に転職に関する会話をしておく

転職に対して嫁ブロックが発動する理由の多くは転職したいと突然伝えてしまうことが原因です。転職は人生において大きな選択の1つ。突然伝えられると動揺してしまうのは当然のことでしょう。

普段から転職に関する会話をしておくことで「いつか転職すると思ってた」と配偶者に思わせられます。突然でなければ配偶者もあらかじめ心の準備をする時間があるため、ブロックが発生しにくくなります。

タカ
タカ

筆者も「いつか転職すると思う」と定期的に伝えていたので、スムーズに話し合いが進みました。

配偶者が仕事をしている場合は配偶者の仕事の都合も関係してきます。あらかじめ伝えることで配偶者も職場に転職する可能性を伝えられるので、よりスムーズに転職が行えるでしょう。

お互いの妥協点を探す

お互いにとって納得の行く妥協点を見つけることは交渉で最も重要なことの1つです。自分の意見を押し通すのではなく、相手が求めることも汲み取り、双方が納得行く妥協点を提案してみましょう。

妥協点の見つけ方の一例を下記で紹介します。妥協点を見つけるには、お互いの譲れないポイントの見極めが重要となります。

  • 居住地が変わる転職は嫌だ⇨今の居住地から通える場所に転職する
  • 給料が下がると生活が苦しくなる⇨内定後の労働条件通知書で年収が下がる場合は内定を辞退する

独りよがりで考えず、しっかりと話し合って配偶者の考えに耳を傾けることを忘れないでください。配偶者の考えがまとまるまでに時間がかかるかも知れませんが、根気強く妥協点を見つけましょう。

普段から信頼を貯めておく

「転職したいと伝えたら、すぐに否定され聞く耳を持ってくれない・・」といった経験をお持ちの方もいるでしょう。残念ながら、普段からの信頼が不足していると起きてしまいがちです。

配偶者に転職を伝えるうえで最も大切なことが「配偶者からの信頼」です。信頼がない状態では、どんなに転職のメリットを伝えても相手の心には響きません。相手が信頼し、興味を持って聞いてくれるからこそ話し合いは成立します。

相手からの信頼がないと話し合いの土俵に上がれないので、嫁ブロックの突破が非常に困難です。まずは信頼を少しずつ貯めることが転職への一番の近道となるでしょう。

配偶者からの信頼は一朝一夕では貯まりません。普段の何気ない行動、会話を通して長期的に貯めていく必要があります。下記に信頼を貯める方法をいくつか紹介するので参考にしてください。

信頼を貯めるおすすめの方法6選
●約束を守る
●相手とのコミュニケーションの時間を大切にする
●嘘をつかない
●誠実に行動する
●ネガティブな発言や行動をしない
●まずは自分から相手を信頼する

これだけはやっちゃだめ!さらにブロックが強くなるNG行動とは?

もしも嫁ブロックが発生した場合、適切な対応を取らなければ更に状況を悪化させてしまう可能性があります。嫁ブロック発生時に絶対やってはいけないことは下記の2つです。やってしまうと間違いなく状況は悪化し、関係の修復が困難となる可能性もあります。

  • ブロックを受けたことによる相手の見下し
  • 事後承諾

ブロックを受けたことによる相手の見下し

  • 丁寧に説明したのに、まったく理解してくれない!
  • 転職したらメリットがたくさんあるのに、何もわかってないなあ
  • 感情だけで判断されて、全く話にならない!
  • なんでわかってくれないの?

いくらブロックされたからと言って、このように相手を見下してしまっては関係の悪化が目に見えています。話し合いどころか、関係の修復すら難しくなるでしょう。

前提として「配偶者には配偶者の考え方がある」「他人の考えはコントロールできない」ことを抑えておきましょう。人は考えを変えるには時間が必要です。答えを急がさせず、丁寧に話し合いをしていかなければ納得は得られません。

ブロックをされて苛立つことは仕方ありませんが、感情的に反論してもメリットはありません。配偶者との対話を大切に、時間をかけてでも納得できるように話し合いをすることが解決への近道です。

事後承諾

最もやってはいけないことがこっそりと転職活動をすること、つまり事後承諾です。「転職先が決まってしまえば断られないだろう」と考え、配偶者に内緒で転職活動する人もいます。

事後承諾はお互いの関係性が根本的に崩壊してしまいかねません。転職は人生に関わる大きな決断です。その決断をパートナーである配偶者に内緒で実行する人は配偶者から信頼されるはずがありません。

事後承諾狙いで内定をもらっても配偶者の納得が得られなかった場合は、時間を無駄にするだけでなく内定先にも迷惑がかかります。必ず事前に配偶者と話し合ったうえで転職活動に臨みましょう。

嫁ブロック突破に転職エージェントの利用が効果的!

(画像は公式サイトより引用)

嫁ブロックの突破方法について解説してきました。「どうしてもブロック突破ができない」「転職したいけどどう話したら理解が得やすいかな?」など悩む場合は、転職エージェントへの相談がおすすめです。

転職エージェントの利用で転職のプロからの客観的かつ具体的なアドバイスを受けることができます。現在の転職市場状況、転職によるメリット・デメリット、長期的なキャリアプランなどをより具体的に言語化できます。

それだけではなく、求職者自身の不安解消にもつながります。転職はわからないことが多く不安はつきものですが、エージェントのサポートにより不安が解消されていきます。

転職エージェントは嫁ブロックに悩む求職者を何人も見てきています。相談することで「どのようにしてブロックを突破したのか」の解決例の情報が得られるかも知れません。

嫁ブロックに悩む方は「JACリクルートメント」の利用がおすすめです。ハイクラス転職ができるだけでなく、コンサルタントが求職者の不安や悩み相談に乗ってくれるので嫁ブロック解決の糸口がつかめるでしょう。登録・面談は無料のため登録をしてみてください。

転職の悩みがすべて解決できる!

まとめ

この記事では転職時に嫁ブロックが発生する原因と突破方法について解説しました。この記事の内容まとめです。

転職時に嫁ブロックが発生する原因 まとめ
●転職に対するイメージが良くない
●現状に満足をしており、変化を望んでいない
●転職の理由がわからず感情が追いつかない
嫁ブロックのおすすめ突破方法 まとめ
●転職する理由をしっかり伝える
●転職で得られるメリットを説明する
●日常的に転職に関する会話をしておく
●お互いの妥協点を探す
●普段から信頼を貯めておく

嫁ブロックは、日常の行動によって発生確率を下げることができます。一度発生してしまうと突破が難しくなるため、発生の阻止が非常に重要です。

嫁ブロック突破が難しい人は転職エージェントの利用で解決できる可能性があります。転職のプロの意見を参考に、嫁ブロック突破を達成してください。

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タカ
30代の転職をサポートするお役立ち情報を発信中。 自由で豊かな人生を手に入れるため日々奮闘中! 転職回数:1回。化学メーカー開発職⇒化学メーカー製造職