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【最大8社】転職での同時応募は何社まで?応募数目安と大量応募を避けるべき理由

転職活動をする際、複数社に同時応募する場合がほとんどです。短い期間で集中して転職活動に取り組むため、大量に応募した方もいるのではないでしょうか。10社以上同時応募を進める転職エージェントも中にはいます。

実際、複数社への同時応募は転職活動をスムーズにするために効果的ですが、大量に応募することはおすすめできません。大量応募は転職活動にとってマイナスに働く可能性が高いです。

この記事では、転職での最適な応募数の目安や同時大量応募をおすすめしない理由について解説しています。応募する企業は厳選して、1社1社丁寧に対応することで内定率が高められます。

タカ
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同時応募数は最大8社までに留めるのがベストです。

これから転職活動を始める方、転職活動中で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

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転職での同時応募数の目安は何社?

実際に同時応募数は何社がベストなのでしょうか。同時応募数の目安は個人の能力、状況によって異なるのが前提ですが、基本的に最大8社までに留めておくべきです。なぜ8社なのか、根拠を解説していきます。

書類選考の通過率は30〜50%程度

一般的に、書類選考の通過率は30〜50%程度と言われています。つまり、8社同時に応募した場合だと、せいぜい2〜4社程度しか書類選考は通過しません。

もちろん、志望業界やタイミング、求職者のスキルによっても書類選考通過率は異なります。30〜50%はあくまで一般的な書類選考通過率ということは忘れてはいけません。

タカ
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実際、筆者は転職活動中に合計12社に書類を出しましたが、書類選考は6社通過したので通過率は50%でした。

面接の同時進行は4社までがベスト

8社に書類を出すと2〜4社程度書類選考を通過し、書類選考後は面接があります。面接は同時に4社までになるように調整することをおすすめします。4社以上同時進行すると1社あたりの面接対策に割ける時間が少なくなり、受かる面接も受からなくなってしまうからです。

初めての転職で、かつ在職中の転職活動では、4社でも対応がギリギリになるレベルです。近年はWEB面接の普及で面接が自宅からでも手軽に受けられるようになりましたが、それでも4社までに留めましょう。

同時進行で各企業に対して真剣に準備できる最大数が4社程度なので、書類選考通過率も踏まえて同時応募は8社までにしましょう

前述した通り、志望業界やタイミング、求職者のスキルによっても書類選考通過率は異なります。10%程度の場合もあれば、80%を超える場合もありえます。初めての転職では最大8社までの同時応募をおすすめしますが、状況に応じて臨機応変に応募数を変動させてください。

同時大量応募をおすすめしない理由

同時に大量に応募することはおすすめできません。おすすめできない理由は下記のとおりです。

  • 転職の目的がわからなくなる
  • 入念な面接対策ができなくなる
  • 時間の確保が難しくなる
  • 書類選考で大量に落ちると、精神的に疲れる

転職の目的がわからなくなる

大量に応募をしてしまうと、転職で達成したかった目的がわからなくなる可能性があります。もともと希望していた業界、条件があったはずなのに、応募を繰り返すうちに目的を見失うことは珍しくありません。

目的を見失わないためにも、転職の軸を決めておくことが重要です。転職の軸を決めておくことで、転職活動が長期化しても見失わず、妥協することがなくなります。むしろ、軸がしっかりしていることで転職活動がスムーズになることも珍しくありません。

タカ
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転職の軸は転職活動において最も重要と言っても過言ではありません。転職活動を始める前に必ず決めておきましょう。

入念な面接対策ができなくなる

大量に応募することで、書類選考通過数が増え、面接を受ける企業が多くなります。面接日程は書類選考通過後1〜2週間後が一般的です。つまり、面接が1〜2週間の間に集中してしまいます。

実際に面接準備を進めていく上で、入念に準備すると多くの時間がかかります。現職で働きながらだと、せいぜい平日に取れる準備時間は2時間程度。1社の面接準備にかかる時間を5時間程度と見積もると、2.5日かけても1社しか準備ができなくなってしまいます

大量に応募してしまうと1社の準備にかける時間が減ってしまい、十分に対策できないまま面接を受けなければいけません。準備不足では面接通過率は低くなり、結果的に応募数は多いのに内定数が低くなってしまう恐れがあります。

同時進行の面接が多いと、企業ごとに説明しようと思っていた内容も混ざり合い、わからなくなってしまいます。気持ちに余裕がある状態で面接に臨むには、やはり4社程度に留めておくべきでしょう

同時に受ける面接を4社程度に絞ることで、1社ごとの面接準備を余裕のある状態で行えます。

時間の確保が難しくなる

現職で働きながら転職活動をすると、時間の捻出が重要となります。日中は本業を頑張り、仕事後の疲れた状態で転職活動を進めなければいけません。平日は転職活動に当てられる時間も少なく、時間の捻出方法が鍵となります

時間の制限がある中、大量応募をしてしまうと対応しきれない数の面接予定が入ってきてしまいます。1社あたりに割ける時間が減ってしまい、すべての面接が中途半端になってしまいかねません。

タカ
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「準備時間があれば面接を通過していたかも」と後悔してしまう可能性も出てきます。全力で挑み落ちた面接と、準備不足で挑み落ちた面接では後悔の質が異なります

大量応募をしてしまうと、面接数に対して時間を確保できなくなる可能性が生じるので、同時応募は最大8社までに留めましょう。

書類選考で大量に落ちると、精神的に疲れる

大量応募をすると、書類選考で受かる企業数も多くなりますが落ちる企業も多くなってしまいます。同じ書類選考通過率が50%場合、「8社中4社」と「30社中15社」では15社に落ちるほうが精神的に疲れてしまうでしょう。

筆者も経験しましたが、書類選考を連続で落ちると精神的負荷がかかります。「もしかして自分を採用してくれる企業はどこにもないんじゃないかな」といった考えが出てしまいます。自身が無くなったところにさらに選考で落ち続けてしまっては転職活動の継続が困難になってしまいかねません。

転職はタイミングや相性、運の要素も大きいのですが、書類選考で落ちる数が多くなると自身が喪失してしまいます。大量に応募はせず、1社1社全力を出せるように応募数を絞ることがおすすめです

応募数を少なくするべき人の特徴

同時応募数は最大で8社と解説しましたが、下記の特徴に当てはまる方は特に大量応募をしないように注意しましょう。

  • 志望企業や業界が明確な方
  • スケジュール管理が苦手な方
  • ストレス耐性が低い方

志望企業や業界が明確な方

志望する企業や業界が明確な方は応募数を少なくするべきです。すでに進むべき方向性がわかっているので、わざわざ大量応募をする必要がないからです。

転職活動において、同時進行する企業が多くなればなるほど、1社あたりに割ける時間も少なくなってしまいます。転職活動ではどれだけ時間をかけて準備をするかで内定率が大きく変わります

現職で働きながらだと転職活動に割ける時間も限られるので、進むべき方向性が明確な方は応募企業数を絞って集中しましょう。

スケジュール管理が苦手な方

同時応募数が増えると、複数社とのやり取りが発生するため、スケジュール管理が難しくなります。なので、スケジュール管理が苦手な方も大量応募はしないほうが良いでしょう。特に現職で働きながらだと仕事の合間で面接をする必要があるので、スケジュール調整がより難しくなります。

転職活動では応募書類の作成や面接対策準備、面接日程調整など、同時にやるべきことがたくさんあります。同時進行する企業数が少なくても管理は難しいので、スケジュール管理が苦手な方はより一層大変でしょう。

なので、応募企業数を絞ることでスケジュール管理する母数を減らすことをおすすめします。転職活動でやるべきことは下記記事で解説しているので、参考にしてみてください。

ストレス耐性が低い方

転職活動では想像以上のストレスがかかってきます。準備の忙しさによるストレスや思うように転職活動が進まないストレスなど、要因はさまざまです。ただでさえストレスがかかるのに、応募企業数が多くなると必要以上にストレスがかかってしまいます。

ストレス耐性が低い方は、同時応募数を少なくすることをおすすめします。ストレスがかかりすぎて、面接でパフォーマンスを発揮できなかったり、転職活動を中断せざるを得なくなってしまいかねません。

タカ
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応募企業数を絞ることで各企業に対して入念に準備ができ、スケジュール管理も無理なく行えるでしょう。

応募数を多くしても問題ない人の特徴

同時応募数は最大でも8社までにするのが基本戦略です。一方で、大量応募をしても問題ない特徴の方もいます。同時応募数が多くても問題ない方の特徴は下記のとおりです。

  • 未経験の業界や職種にチャレンジしたい方
  • 転職活動を短期間で終わらせたい方
  • 離職中に転職活動を行っている方

未経験の業界や職種にチャレンジしたい方

未経験の業界や職種への応募の場合、応募企業数が少ないと内定を得られない可能性があります。中途採用は新卒採用と異なり即戦力を求められます。なので、前職までの経験やスキルが活かせない業界や職種への転職の場合、なかなか内定が出ないことも珍しくありません。

一方で、未経験の業界や職種への応募でも内定が出る可能性は十分にありえます。自身の経験した仕事を細分化することで、意外と共通点は見つかります。見つけた共通点をベースにすると、未経験業界でも内定を得られる確率が高まるでしょう。

仕事の細分化やり方や内容に関しては下記書籍で詳しく解説されているので参考にしてみてください。

転職活動を短期間で終わらせたい方

転職活動を短期間で終わらせたい場合、大量応募をすることでスムーズに転職活動を進められる可能性があります。書類選考や面接の合否判定には時間がかかります。書類選考に関しては、合否に2週間ほどかかること珍しくありません。

応募数が少ないと合否判定で時間を要したのに不合格となり、また振り出しに戻ることも珍しくありません。応募数を増やすことで待ち時間も有効活用でき、転職活動をスムーズに進められるでしょう。

スケジュール管理やマルチタスクが苦手な方は応募数を増やすことで、活動期間が長引いてしまう可能性もあるため注意しましょう。基本戦略として同時応募数は8社までをおすすめします。

離職中に転職活動を行っている方

離職中に転職活動を行っている場合も応募数を増やすことは選択肢になり得ます。離職中だと転職活動に集中できるため、応募数が増えても対応可能です。

しかし、闇雲に大量応募することは離職中と言えどもおすすめできません。いくら時間があるとは言え、大量応募をすると扱う情報量も多くなり、スケジュール管理も煩雑となります。大量応募する場合は、しっかりと企業を選別し、無理のない範囲での応募がおすすめです

自身のキャパシティや転職活動状況を確認しつつ、応募企業数を調整してみてください。

効率よく転職するなら転職エージェントの利用がおすすめ

(画像は公式サイトより引用)

転職活動を効率良く進めるためには、転職エージェントの利用が欠かせません。転職エージェントを利用することで、情報収集や面接対策、スケジュール調整など転職に関するあらゆる場面を効率化できます。

数多くある転職エージェントの中で、筆者が特におすすめする転職エージェントは「JACリクルートメント」です。JACリクルートメントはハイクラス転職に強みがあり、求職者のキャリアに寄り添い丁寧に対応してくれるエージェントです。

実際に筆者もJACリクルートメントを活用し、年収アップの転職を達成しましたので、まずは登録することをおすすめします。JACリクルートメントに関しては下記記事で詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてみて下さい。

転職エージェントを活用する場合、取り扱う求人や支援方針、自身との相性などさまざまな点を考慮する必要があります。転職エージェントは無料で登録できるので、複数社に登録することをおすすめします。筆者がおすすめする転職エージェントは下記記事で解説しているので、参考にしてみてください。

まとめ

この記事では、転職活動の際の応募数目安と大量応募をおすすめしない理由ついて解説しました。この記事の内容まとめです。

転職活動の際の応募数目安と大量応募をおすすめしない理由まとめ
同時応募数は最大8社まで。書類選考通過率は一般的には30〜50%であり、面接同時進行数は4社までになるようにするとスムーズに進められる
●大量応募をおすすめしない主な理由は「転職の目的を見失ってしまう」「面接準備の時間が取れなくなる」「単純に疲れる」から。
●未経験の業界や職種に挑戦する場合や離職中の場合は、大量応募の検討を選択肢に入れても良い。ただし、自身のキャパシティを超えない範囲で応募することを忘れずに

転職活動をスムーズにし、内定率を高めるためには同時進行の企業数コントロールが重要です。書類選考通過率は企業次第ですが、応募数は求職者次第でコントロールできます。同時進行数が多くなりすぎて、各社の面接準備が中途半端になってしまうと内定率が下がってしまうので注意が必要です。

状況に応じて、適切な応募数のコントロールにより転職活動を効率的に行えます。転職活動を進める際には転職エージェントを利用するとより効率的に行えます。ぜひ転職エージェントを活用して、希望の転職先の内定を入手してください。

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30代の転職をサポートするお役立ち情報を発信中。 自由で豊かな人生を手に入れるため日々奮闘中! 転職回数:1回。化学メーカー開発職⇒化学メーカー製造職